最近、高齢の父のインターネット周りや身の回りを整理しています。その中で、クレジットカードの解約に伴う手続きや費用、そして家族としてサポートする際の難しさについて、気づいたことを書き留めておこうと思います。
通話料とナビダイヤルの意外な落とし穴
まず驚いたのは、電話解約に伴う通話料でした。
「0570」はかけ放題の対象外
よく耳にする「0570」から始まるナビダイヤル。解約の際は急いでいることも多く、つい通話料を意識しにくいものですよね。
携帯電話からは「かけ放題」の対象外となり、待ち時間の間にも着々と料金が加算されます。
「塵も積もれば」で増える出費
今月の請求は、十数枚のクレジットカードを止めただけなのに、別途1,700円も上乗せされていました。電話を繋いだままオペレーターを待っているだけの時間に、これだけのコストが発生していたのです。
こうした小さな出費も、枚数が重なると大きな負担になると感じます。「今月は少し高いかな?」という感覚を大切にすることは、父のフォローをするようになってから、自分自身の注意を促すことにも繋がり、良い面もあったと感じています。
個人情報の壁と「同席」の大切さ
カードの引き落としをストップする場合、本人証明が必要になるため、離れて暮らしていると家族ができることにはかなり限りがありました。
娘であっても手続きは困難
私が娘であるという証明を出すのにも、10日~20日といった時間がかかるため、手続きの手順が非常に複雑に感じる会社もありました。
手っ取り早い方法としてカードをストップする処理は多くの会社で行えましたが、これも緊急を要する場合の措置です。解約まで至るには、やはり高い壁がありました。
解決策は「隣に座って電話」すること
結局、最もスムーズだったのは「父の隣にいて、一緒に電話をかけること」でした。

「父のカードの件でご連絡しました。本人が隣におりますので代わります」

「娘に手続きを任せます。お願いします」
本人の承諾さえその場で得られれば、あとの実務的なやり取りは代行できます。いざという時に意思疎通ができる距離にいることの大切さを感じました。
カード整理をする際は、本人がそばにいる状況を作ることが、結果的に一番の近道になるようです。
クレジットカードに潜む管理のリスク
複数枚のカードを持つことには、想像以上のリスクが潜んでいました。
「リボ払い」設定の怖さ
カードを作る際の基準が最初から「リボ払い」になっているケースが増えているという話も聞きました。リボ払いは利息が18%から20%など非常に高く、返済額を低く設定すると、ほとんど元金が減らないまま何年もの間、利息を払い続けることになりかねません。
把握できる範囲で使うことの重要性
本当にクレジットカードの仕組みは、一歩間違えると怖いものだと感じます。複数枚持っていると「何で何を支払っているのか」が分からなくなってしまう。これは高齢になるほど顕著になるリスクですが、自分自身にも言えることだと思いました。
ルールや決定事項をきちんと把握した上で判断しなければならないと、改めて身が引き締まる思いです。
「メモ」が家族を助けてくれる
今回の整理で本当に助けられたのは、父の「メモを取る習慣」でした。
記憶よりも確かな「記録」
父がすぐにメモを取るタイプだったおかげで、私が見たときに状況を把握することができました。
解約の手順や、インターネット機器の返却義務の有無など、あらかじめ書き残したり、ルーターに直接貼っておいたりすることの重要性を痛感しました。人間の記憶は曖昧なもの。口頭で聞くだけでは忘れてしまいますが、紙に残しておくことで後々のリスクを防ぐことができます。
1日1つずつ、無理のない整理を
一気に多くのことを処理しようとすると、本人も家族も大きなストレスがかかります。1日1個ずつでも確認を進めることで、労力も減り、精神的にも楽になります。
普段から家族でこうした話し合いをしておくことは、知らない間の引き落としを防ぐためにも、とても大切だと感じました。私自身も今回の件を機に、自分の契約も見直すきっかけになりました。またこうした気づきがあれば、記録しておこうと思います。

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